エンディングドレスを知ってますか?

「エンディングドレス」とは、 最後の時にお棺の中で着る、いわゆる「死に装束」の事です。
「天使服」というエレガントな呼ばれ方もあります。

これまで「死に装束」と言えば、葬儀屋さんが用意してくれる白い着物が一般的でしたが、お仕着せではなく最後まで自分らしいお洒落がしたい、結婚式で着るようなドレスが着たい、という女性の間で密かに注目されつつあります。

確かに、ファッショにこだわりを持つ女性ならば、お葬式の参列者に綺麗な最後の姿を見せたいという気持ちは、当たり前の感情かもしれません。

実際にエンディングドレスを制作しているメーカーのものは、ウェディングドレス?と見間違うような白をはじめとした淡い色合いの素敵なドレス。
ただし、どういう状況で着る事になるか不明なため、全体的にゆったりサイズで体形が隠れるようにギャザーをたっぷりとったデザインが多いそうです。

「エンディングドレス」としての商品がなかった頃は、結婚式を挙げていなかった本人の希望を踏まえて、遺族の方がウェディングドレスを探して着せたり、洋裁の腕を活かして本人もしくは近親者がドレスを手作りしたケースもあったようです。

最近では「終活」ブームもあり、「エンディングドレス」を商品化しているショップもあり、自分らしい生き方を考える一環で30代・40代からも関心を持たれているようです。

そもそも、花嫁衣裳の白無垢と死に装束は、共に新しい世界への旅立ちのという意味で古来より神聖な色であった「白」を使っているそうです。
生家で暮らしていた花嫁は一旦死んで、嫁ぎ先の新たな世界へ旅立つという意味では死出の旅路と同じというわけです。

昔の日本では、結婚式の白無垢を仕立て直して自分の「エンディングドレス」として着用した風習があったようですが、無駄のない合理的な着まわしとも言えますね。

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